複数同時web会議【半蔵門ビジネス雑談】20210730
先日開催された某学会にて、web会議の技術サポートを行った際、学会自体が行われるwebシステムをzoomとして、そのほかに、個別のシンポジウムの登壇者が幕間に相談するための別の会議室とそれ以外のスタッフの相談用の会議室を用意することになった。つまり、メインの会議、相談用会議1、相談用会議室2と都合3会議室。手持ちのPCは二台だったので、どちらかで2つのweb会議を動かす必要がある、と想定した。
相談用会議1は、一台のPCで単独で動くのでひとまず動作はする。もう一台で、zoomとGoogle meetを動かすことにした。その結果、以下のようなことが判明。
(左がzoom、右がmeet)on iMac
iMacで動かす場合、最初にzoomを立ち上げ、次にmeetを立ち上げても、問題はない。カメラも音声も同時に両方で使える。音声は、交互に使用する場合は、使わない方をミュートする方が良いが、カメラは共有できる。
Windowsで動かす場合には、カメラが同時使用できない。例えば先にzoomで入った場合、後からmeetで入ろうとすると、カメラは映らないので、都度切り替える必要がある。
それから、1台で2つのweb会議を走らせる場合には、スピーカーで出てくる音がどちらの会議の出力なのか区別できないので、注意を要する。
また、マイクのオンオフをそれぞれに使い分けるのは、理論的にはできそうだが、実際には会議が始まってしまうとかなり混乱する。会議に集中できなくなるのでお薦めできない。
まとめると以下。
メインの会議
PC一台占有。音声はスピーカーで出しても良い。マイクもPC本体の感度がよければそれを使う。ただし、話さない時はミュートに。
スタッフ用1
例えば、メイン会議とは別の会議(パネルディスカッションなど)にも参加するメンバー用。
Breakout roomでも問題ない。Breakout roomのマイナス点は、参加者は一時的に本会議から消えてしまうこと。
スタッフ用会議は、スタッフがメイン会議にも参加していると想定。PC一台占有が望ましい。音声は、イヤホンで。万が一、スタッフ会議の音声がメイン会議に拾われないように。マイクはPC本体内蔵のものでもいいが話さない時はミュートが基本。
スタッフ用2例えば運営スタッフ用。
PC一台占有が望ましいが、スタッフ用1との共用も可能。Breakout roomでも問題ない。
スタッフは、メイン会議にも参加していると想定。音声は、イヤホンで。万が一、スタッフ会議の音声がメイン会議に拾われないように。マイクはPC本体内蔵のものでもいいが話さない時はミュートが基本。
結局、複数会議を一台のPC上で、同時に会議として走らせるのは、混乱を生じるので実用的にはやめておこう。スタッフ連絡用の目的の場合は、幕間の休憩時間のみとするか、チャットだけ使うに限定するのが現実的だろう。
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